土木学会コンクリート委員会「コンクリート教育研究小委員会」(委員長:宇治公隆 首都大学東京教授)の主催で、コンクリートに関連する計画・設計・施工・維持管理・研究開発の業務に携わる技術者を対象に、資源の有効利用、環境保全の観点から取り組まれているコンクリート技術の最新情報・実例を提供し、将来のコンクリート構造物において如何に環境問題に取り組んでいくかを考える場となることを期待して、以下の講習会が開催されます。
コンクリートは、今後も社会資本を形成するための主要材料の1つであると考えられますが、環境への配慮を目指す一方で、コンクリートおよびコンクリート構造物に要求される性能を確保するよう、材料、施工の両面からこれまで様々な取組みが行われてきています。
本講習会では、環境負荷を抑制するために行われている資源の有効利用、すなわち、各種産業廃棄物などのコンクリート材料としての利用において、材料の品質はもとより、その材料を使用して施工した実際のコンクリート構造物を例に挙げながら、材料についての留意点、施工に関連する留意点を講義し、所要の性能を発揮するエコロジーなコンクリートの最新技術を紹介されます。
・主催 土木学会(担当:コンクリート委員会コンクリート教育研究小委員会)
・日 時:2010年3月17日(水)の13:00~17:00
・場 所:土木学会講堂(東京都新宿区四谷1丁目外堀公園内)
・定 員:120名(申込先着順)
・参加費:会員(法人会員も可)5,000円、非会員7,000円
・行事コード:92211/行事略称:コンク実務者教育講習会
・プログラム:
司会 大川裕(前BASFポゾリス(株))
13:00~13:10 開会(宇治公隆 首都大学東京)
13:10~14:00 エコセメントの特徴と施工事例、施工上の留意点(田中敏嗣 太平洋セメント(株))
14:00~14:50 非鉄スラグ骨材の特徴と施工事例、施工上の留意点(栗栖一之 日本鉱業協会)
14:50~15:05 休憩
15:05~15:55 高炉スラグ系材料の特徴と施工事例、施工上の留意点(壇康弘 新日鐵高炉セメント(株))
15:55~16:45 中・低品質再生骨材の特徴と施工事例、施工上の留意点(松田敦夫 (株)奥村組)
16:45~16:55 閉会(渡辺博志 (独)土木研究所)
・問合せ先:土木学会研究事業課 担当:村木敏晴(TEL:03-3355-3559/FAX:03-3355-5278)
詳しくは、
http://www.jsce.or.jp/journal/kaikoku/m201002/08.shtml
をご覧ください。