2010年12月24日金曜日

上海で日中交流会、中国コンクリート製品協会と

 JPCF(日本コンクリート製品フォーラム)は11月23日、中国上海市内で中国コンクリート・セメント製品協会(会長=徐永模氏)と日中コンクリート製品技術交流会を開催した。
 今回の交流会は、23日から26日まで上海新国際見本市会場で開催された国際建設機械専門見本市・バウマ2010上海の視察に合わせて企画されたもので、交流会には日本側から大月隆行団長(ランデス)をはじめ會澤祥弘氏(會澤高圧コンクリート)、前田直之氏(前田製缶)などJPCF実行委員に全国コンクリート製品協会関東支部青経会のメンバーを加えた15名が参加、また中国側からは中国コンクリート・セメント製品協会名誉会長の張樹凱氏や秘書長の孫芹先氏をはじめ、同協会の主要会員社など6名が参加した。
 開会にあたり挨拶した中国コンクリート・セメント製品協会の張名誉会長は「この会を通じて日本の同業者と知り合えることをとても嬉しく思っている。日本は高強度のコンクリートパイル製造技術に優れており、中国では98年に日本の優れたコンクリートパイル製造技術を導入して上海で製造を開始した経緯にある。日本の技術で製造したパイルが中国の建設事業に大きく貢献しているのは素晴らしいことだと思う。今日の機会を契機として今後の相互交流が図られることを期待しており、当協会を窓口に今後更に交流を深めて行きたい」と挨拶した。


 また大月団長は「張会長をはじめコンクリート製品についての日中交流の場を持てることを心より感謝する。日本ではコンクリート製品の耐久性や地球環境問題への対応が新たなテーマとして浮上している。こうしたテーマについて一緒に技術的な協力もしながらコンクリート製品の発展を図ることができたらと思っている。この交流会を通じて双方の友好関係が深まることを心から祈念している」と挨拶した。
 交流会は夕食を交えながら和やかな雰囲気の中で行なわれ、中国国内の建設市場やコンクリート製品需要の動向を中心に情報交換を行なった。(原稿協力:ブロック通信)